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衛宮切嗣&アーチャー ◆F3/75Tw8mw 僕はね……正義の味方になりたかったんだ ◇◆◇◆◇ 「……一体、何が起きている……?」 人気の無い、他者からの監視も恐らくは無いであろう薄暗い建物の中。 壁に背を預け、その男―――衛宮切嗣は、口からタバコの煙を燻らせつつそう呟いた。 事の発端は、時間にして十数分程前。 妻のアイリスフィールと共に、アハト翁が用意したという聖遺物を確認していた最中であった。 全ては来る第四次聖杯戦争に勝ち残る為……アインツベルンは持てる権力・財力の全てを賭し、その聖遺物を探し出したという。 そうして見つけ出されたのが、かのノアの方舟に使われたとされる欠片―――即ちゴフェルの木片だ。 もしこの木片が本物だというならば、宿る神秘性は計り知れないものがある。 呼び出される英霊もまた、極めて強き力を持ったサーヴァントとなるだろう。 そう、アハト翁をはじめとするアインツベルンの者達は喜んでいた。 まるで自身の勝利が絶対のものだと確信したかの如くだ。 しかし、その気持ちも無理はない……事実、切嗣もこの聖遺物を用いれば強力な駒を手に入れられるという予感があったからだ。 彼はこの聖杯戦争を勝ち残るに当たり、己に最も見合うサーヴァントはキャスターかアサシンであると考えていた。 そして……この聖遺物で呼び出されるであろうサーヴァントは、十中八九キャスターだ。 他のマスターが纏わる聖遺物を入手でもしていない限り、呼び出される英霊はほぼ確実に方舟を作った本人―――ノアに固定される。 ノアについては様々な伝承が現代に至るまで残されているが、その伝承から基づくに当てはまるクラスはキャスターしか存在しないのだ。 然程アインツベルンの者達に期待をしていなかった切嗣からしてみれば、これは嬉しい誤算であった。 確実な勝利を目指すアインツベルンならば、三騎士……中でも最優とされるセイバーの触媒を用意するだろうと踏んでいたからだ。 ―――戦場は地獄であり、そこで行われる命のやり取りには高潔さも何も無い。 数多くの修羅場を、文字通りの地獄を潜り抜けて来た切嗣にとって、英雄というものは許容し難い存在そのものであった。 平和の為と称して人を殺し、血を流す。 そんな者達の何処に美化される要素があるというのか、讃えられる謂れがあるというのか。 ましてやそれを『騎士道』として振りかざし、『誇り』として平然と言い放つ者達など、切嗣からすれば度し難い者達であった。 だからこそ、騎士道などとは無縁の存在たるキャスターを引く事がほぼ確定したのは朗報と言えたのだ。 無論、ノアにもその騎士道に通じる様な伝承もあるにはあるが、泥酔して裸を晒した際に、その裸体を偶然見かけてしまったハムの息子に呪いをかけるといった悪の側面もまたある。 何より……キャスターは最大限に活用すれば、自身の戦法を最大に活かせる。 聖杯戦争の勝率を大きく高められるという事実が、何よりも大きかった。 そう……アインツベルンの肩を持つつもりなどは一切無いが、切嗣は勝たねばならなかったのだから。 人の身では一生叶えられる事の無い、奇跡に頼らなければ叶えられない願いを、叶えるために。 『正義の味方』として流し続けてきた血を、奪ってきた多くの命を無駄にしない為には…… 世界の恒久的な平和という願いを叶えるには、聖杯を手にする以外に手は無いのだ。 そんな強い願いを胸に、彼は託された木片を手に取った。 それが……本来の聖杯戦争とは大きくかけ離れた流れの中に彼の身を置くとも、知らずに。 ◇◆◇◆◇ (……本来の聖杯戦争とは違う。 何か、アインツベルンですらも予想しえなかった事態が起きているという事か……) 木片を手にした結果、切嗣はこの異質な場―――聖杯戦争の会場へと呼び出される羽目になった。 本来開かれる筈であった聖杯戦争とは、何もかもが違いすぎる。 予期しえなかった―――恐らくはアインツベルンですらも分からなかったであろう―――完全なイレギュラーだ。 (しかし……どのような形にせよこれが聖杯戦争である事自体には間違いない。 そして勝ち上がった者には、奇跡を叶える聖杯が与えられる……この大前提に変化は無いだろう) だがこの事態を前にして、当初は困惑を覚えこそしたものの、あくまで冷静に切嗣は頭を働かせていた。 まず何より疑う余地が無いのは、これが聖杯戦争だという事実だ。 そして勝ち上がれば、目的の聖杯を手に入れられる。 (なら……問題は無い) ならば最初から、選ぶ道は決まっている。 この聖杯戦争に、当初の予定通り勝ち残るまでだ。 (無論、このイレギュラーが何なのか考える事を放棄するつもりはない。 その結果によっては、立ち回り方を変える必要性も出てくるだろうが……基本的な点に変更は無しだ) 勿論、この聖杯戦争の異質さを放置できるほど切嗣も楽観的ではない。 勝ちあがり聖杯を手にするというスタンスを変えるつもりは一切無いが、この異変の正体だけは突き止める必要がある。 その結果によっては、勝つ為に取るべき行動を変える必要性もあるだろうからだ。 (……予定していた舞弥によるサポートも無ければ、下調べして集めた情報も意味を成さない。 使える装備もそこまでなく、状況は決して良いとはいえないが……) それでも、成さねばならないのだ。 『正義の味方』として世界に平和を齎す為には、この戦いには絶対勝たねばならないのだ。 『……アーチャー、引き続きそのまま監視を続けろ』 その為には、効率よくサーヴァントを扱う必要がある。 切嗣は念話を使い、簡潔に指示を出した。 もう一機のそれを持つ、己がサーヴァント―――目覚めた時には傍らに居た、あの英霊に。 褐色の肌に赤い外套を身に纏う、アーチャーと自らを名乗った男に。 ◇◆◇◆◇ うん、しょうがないから俺が代わりになってやるよ。 ああ―――安心した。 ◇◆◇◆◇ 「……爺さん……」 切嗣が身を隠す建物の屋上。 その一番高い地点で、見張りの指示を受けていたアーチャー―――エミヤシロウは、人知れずそう言葉を漏らした。 彼にとって、この様な召還はあまりにも予想外すぎた。 まず、自身の記憶にある聖杯戦争の知識とは……何より自身が経験してきた聖杯戦争とは、まるで状況が違う。 もっともそれについては、基本的な情報をかつての召還同様に聖杯から与えられているのだからまだいい。 しかし、最大の問題は……自身のマスターが、養父である衛宮切嗣その人であった事だ。 磨耗した記憶の中にあっても、決して忘れる事は無かった。 彼は、自身が正義の味方を目指す切欠になった憧れともいえる大切な存在であり……呪われた運命を進む元凶ともいえる存在だった。 そんな彼が、まさか自分を召還し……そして聖杯戦争に勝ちあがろうとしていようとは。 『正義の味方』と呼ぶに相応しい願いを胸に、聖杯を望んでいようとは……こんな事をどうして予想できようか。 (……爺さん、俺は……正義の味方にはなれなかったよ) アーチャーは、エミヤシロウは生前、正義の味方を目指した。 より多くの命を救う為に修練を続け、その死後にも守護者となるべく世界と契約を結んだ。 英霊としての力があれば、多数を救う為に少数を斬り捨てるやり方を選ばず、誰もが幸福な世界を実現できると信じていたからだ。 しかし、その結果に待ち受けていたのは、どうしようもない絶望であった。 守護者とは、彼が望んだ様な正義の味方ではなく、ただ人類の滅亡を回避する為だけに、起因する全ての者達を殺しつくすための存在だった。 信じ続けた理想を裏切られ、拒絶する事も許されない。 そんな役割を演じ続けた末に、彼の心はその信念ごと磨耗し、やがてかつての己自身を憎み、己自身の消滅を願うようになっていった。 そして……そんな虐殺を続けている最中、遂にアーチャーはその機会を得るチャンスを手にしたのだ。 即ち、聖杯戦争への参加である。 (……どうすればいいんだ) しかし、召還を受けたアーチャーの心に去来したのは、喜びではなく戸惑いと驚愕であった。 何せ目の前にいたのは、己が正義の味方を目指す発端となった養父なのだ。 その顔を目にして、思わず言葉を失った程だ。 しかも話を聞くに、彼は自身が知る衛宮切嗣とは違う。 第四次聖杯戦争に参加する筈だったという、全盛期の衛宮切嗣なのだ。 つまり……ここで彼を殺害できたならば、時間の流れは変わるかもしれない。 衛宮士郎が誕生する発端がいなくなる事で、自身もまた消滅するかもしれない。 だが……アーチャーには、それが出来なかった。 守護者となった時点で、元の人物とは別物の高位の存在として己は英霊の座に記録されてしまっている。 ならばここで切嗣を殺したところで、自身が消滅できる可能性が限りなく低いだろう。 ましてや、彼はアーチャーにとっては既に死亡した筈の人物だ。 それが生きていると言う事は、この場にいる彼は自身が知る衛宮切嗣とはまた別の存在―――平行世界の彼なのかもしれない。 だとすると、殺害しても何も変わらないのかもしれない。 そして、なによりも……自身を育て上げてくれた養父への思いもまた少なからずある。 (……聖杯を手に入れる……だが、本当に聖杯に願いを託してよいものなのか……) ならば、残された道は一つ……聖杯を手にするしかない。 聖杯を手にし、自身の完全な消滅を願う事だけしかないのだが……アーチャーは、かつての聖杯が如何なる物であったのかを知っている。 万能の願望器は、歪んだ形でしか人の願いを叶えられない邪悪な代物だった……だからこそ、『彼女』に破壊を願ったのだ。 もし、この戦いで得られる聖杯もまた同じ性質を持っていようものならば、願いを叶えることはかなわないだろう。 しかし……この聖杯戦争は、かつてとは大きく違う。 ナニモノにも染められていない、純粋な願望器たる聖杯を手に出来る可能性もまたあるのだ。 ならば、ここはどう立ち振る舞うべきか。 (……見極めるしかあるまい。 この聖杯戦争を戦い、その最中で聖杯がいかなる存在なのか……私自身の目で) アーチャーが出した結論は、この聖杯戦争を戦う中で、聖杯の正体を見極めるというものだった。 戦いを進めていけば、聖杯へは自然と近づく事になる。 その中で、聖杯が正しいものなのか否かを確かめ、その上でどうするかを決めなければならない。 今の時点では判断できる材料も殆ど無い……それが恐らくは最良だろう。 (もし、この聖杯にも穢れがあったならば……その時は……) 今度は、己自身の手で聖杯を破壊せねばならない。 その様な聖杯は、誰の手にも渡すべきものではない。 まして……かつての自身と同じ理想を抱く衛宮切嗣にだけは、尚の事だ。 彼を、己のようにする訳にはいかない。 正義の味方に絶望し、憎悪し、自らの破滅をも望む様な思いを……大切な父にだけは、させたくない。 (例えそれが、マスターの意に反するものだったとしても……) 磨耗した記憶の中においても……衛宮切嗣という男は、エミヤシロウにとって特別な存在なのだから。 ◇◆◇◆◇ (アーチャー……奴は一体、何を考えている) 愛銃の手入れをしつつ、切嗣はアーチャーについて考えを巡らせていた。 彼は己が目覚めた時、自身のサーヴァントとして宛がわれたというのだが……その存在には、大きく疑問があった。 何せ、その正体があまりにも不明瞭すぎる事だ。 切嗣は彼がサーヴァントであると認識すると同時に、何はともあれその真名・宝具を問いただした。 戦う上に当たって、まずは基本的な戦力の把握を行うべきと判断したが為のものであったのだが…… この問いに対する答えが、切嗣に大きな疑問を抱かせた。 (『強引な召還の為に記憶が一部欠如しており、真名を思い出せない』……か) アーチャーは、自身の真名を忘却していると口にしたのだ。 その原因は、本人曰く召還の不備不手際という事らしいのだが……切嗣はこれを鵜呑みにはしなかった。 出会って間もない相手の言葉を信用するなど、そんな危険且つ無防備な真似など出来るわけもない。 そしてもう一点……真名のみならず、その宝具に関しても大きな疑問が彼にはあった。 曰く、アーチャーは自身を象徴するような宝具は持ち合わせてはいない。 その代わりとして、投影魔術を駆使して戦闘を行うというのだ……これは、英霊としても極めて異端だ。 もし、真名を思い出せないのではなく隠しているのならば、恐らくは……いや、ほぼ確実にこの点に繋がってくるだろう。 (例え味方であろうとも、情報を安易に他者に与えないという点では評価できるが…… 不安要素を抱えている駒を扱い戦い抜くというのは、戦略上相当に厄介だ。 やはり、早急に事実を確かめるべきか……) 己が手に宿る三画の令呪を見つめ、切嗣は思案した。 アーチャーが隠している真実を引き出すのは簡単だ……この令呪を使えば良い。 隠し事を洗いざらい全て話せとでも命令すれば、それで問題には片がつくが…… (いや……まだ早い。 少なくとも今はまだ、奴は僕をマスターとして認め共に戦う姿勢を見せている。 それに、僕自身もこの聖杯戦争の異質さは感じている……本当に記憶を失っている可能性もゼロではない。 なら、戦略上有効な切り札である令呪を捨てるのはあまり得策でもない) しかし、切嗣は令呪を使いはしなかった。 もし本当にアーチャーの記憶に欠落があるならば、ここで令呪を使うのは無駄にしかならない。 戦略上、令呪は貴重な切り札となりえる武器だ……出来る限り、使用するタイミングは計りたい。 アーチャーの存在が己にとって害になると判断できた時こそが、この令呪を使う時となるだろう。 (逆に言えば、アーチャーが僕にとって害にならない限り、奴の異質さは大きな武器にもなる。 投影魔術を扱い戦うという能力は、幅広い戦術を望める……そういう意味では、僕にとっては相性がいいサーヴァントだ) そして、アーチャーの異端さは敵に向ければそのまま武器に出来る。 弓兵のクラスにありながらも近接戦闘もこなせ、ランクが本来のモノに比べれば落ちるとはいえ、投影魔術を扱い様々な武具を生み出せる能力。 扱い方次第では極めて応用が利く戦い方が出来、その真名を看破される事もまずありえない。 駒としてみるならば、このアーチャーは切嗣にとって中々に悪くないサーヴァントだったのだ。 (……それに、奴にも叶えたい願いがある。 こちらを裏切る可能性も勿論考慮に入れるが、序盤のうちから本性を現す可能性は低いだろう) 何より、アーチャーには己と同じく聖杯へ託す願望がある。 それを考慮すれば、例え裏切るにしてもそれは戦いが山場を迎えてからだ。 この序盤では、互いに敵の数が減るまで利用しあうのが得策であるというのは、分かっているだろう。 それに……彼の願いは、恐らくかなり切実なものだ。 (『存在を消したいものがいる』……か) アーチャーが自身に話した願い。 それは、聖杯に願いこの世から存在そのものを抹消したい者がいるというものだった。 死後も他者を呪い恨み続ける英霊というのは、数ある伝承の中では然程珍しいものじゃないが…… 私怨による願いというのは、なまじ綺麗事を言われるよりも信用できる。 故に切嗣は、彼のその願いは恐らく真実であるだろうと判断していたのだ。 まさかその消滅を願う存在が……自分自身の遺言で生み出されてしまった、後の正義の味方だとも知らずに。 (……僕はこの聖杯戦争を、人類最後の流血にする。 必ず……聖杯を手に入れてみせる) 衛宮切嗣と、アーチャー/エミヤシロウ。 本来ならば出会う筈がなかった、同じ理想を追い求めた二人の男達。 彼らのこの出会いは、果たして互いの心に何を齎すのか…… 【クラス】 アーチャー 【真名】 エミヤシロウ@Fate/Stay Night 【属性】 中立・中庸 【ステータス】 筋力:D 耐久:C 敏捷:C 魔力:C 幸運:E- 宝具:?? 【クラススキル】 ◎対魔力:D 一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 ◎単独行動:B マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。 現界可能な時間は二日程度。 【保有スキル】 ◎心眼(真):B 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。 ◎千里眼:C 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。 ランクが高くなると、透視、未来視さえ可能になる。 ◎魔術 C 基礎的な魔術を一通り習得している。 特にアーチャーは道具の本質を一時的に増幅する「強化」、物質の構造を把握し、一時的に複製する「投影」と得意とする。 【宝具】 『無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)』 ランク:E~A++ 種別:??? レンジ:??? 最大補足:??? 錬鉄の固有結界。 本来は魔術であり宝具ではないが、アーチャーの象徴ということで宝具扱いになっている。 心象風景は、燃えさかる炎と、無数の剣が大地に突き立つ一面の荒野が広がり、空には回転する巨大な歯車が存在する。 結界内には、あらゆる「剣を形成する要素」が満たされており、目視した刀剣を結界内に登録し複製、荒野に突き立つ無数の剣の一振りとして貯蔵する。 ただし、複製品の能力は本来のものよりランクが一つ落ちる。 刀剣に宿る「使い手の経験・記憶」ごと解析・複製しているため、初見の武器を複製してもオリジナルの英霊ほどではないがある程度扱いこなせる。 神造兵装の複製は不可能。 守護者として世界と契約しているため、固有結界にかかる負荷は非常に少ない。 【weapon】 投影魔術を用いて投影した武器を扱い戦う。 『干将・莫耶』 アーチャーがメインの武器として扱うことが多い陰陽二振りの短剣。 互いに引き寄せ合う性質を持っており、二つ揃いで装備すると、対魔力、対物理が上昇する。 宝具としてのランクは高くないが、投影の負担が軽いことと、先の特質から愛用している。 【人物背景】 とある未来の世界で、死すべき百人を救うために世界と契約した衛宮士郎その人である。 全てを救うという理想を追い求め続け、限界にぶつかった彼は、「英霊になれば、きっと全てを救えるはず」と世界と契約を交わし、その百人を救った。 だが、理想を追い続けたその生涯は最後まで報われることなく、自分が助けた相手からの裏切りによって命を落とす。 それでもなお、誰一人恨むことはなかったが、その後に待ち受けていたのは自身が信じる正義の味方などではなく、「霊長の守護者」という残酷な現実であった。 死後、彼に与えられた役割は霊長の守護者として、ただただ人類滅亡を防ぐために、拒絶不可能な虐殺に身を投じることだった。 さらにその過程で人の暗黒面をまざまざと見せ付けられ、その結果信念は磨耗し、かつての理想に絶望することとなり、己自身の消滅を願うようになる。 【サーヴァントとしての願い】 憎むべきかつての己自身を殺すことで、自身の消滅を願っている。 【基本戦術、方針、運用法】 基本的にはマスターと共に聖杯戦争を勝ち抜けるつもりで、その戦術については切嗣の指示に従う。 また、その最中で聖杯の正体について見極めようと考えている。 その上で、自身の記憶にある様に聖杯が汚染された代物であった場合は、例えマスターの意に背いてでも破壊する。 また、全てに絶望した自分の様な思いを切嗣にはさせたくないとも考えている。 切嗣には自身の宝具や願いなどは伝えているが、真名については「召喚のショックで記憶に欠落がある」と誤魔化し伝えていない。 【マスター】 衛宮切嗣@Fate/Zero 【参加方法】 アハト翁が手配した聖遺物がゴフェルの木片であり、それを手にしたが為に聖杯戦争に参加した。 【マスターとしての願い】 世界の恒久的な平和。 【weapon】 『キャリコM950』 切嗣が主に扱うことが多い小型自動小銃。 コンパクトさに加え、50連ヘリカルマガジンを使用することで取り回しの良さと実用性を兼ねた銃。 『トンプソン・コンテンダー』 魔術礼装として独自の改造を施した、中折れ式単発銃。 大口径ライフル弾である30-06スプリングフィールド弾を使用するため、防弾チョッキ等では防げない程の破壊力を秘めている。 ただし単発銃である為に、一回発射する毎にリロードが必要である事が欠点。 また威力に比例して、その反動も当然ながら大きいものになっている。 『起源弾』 切嗣の肋骨の一本に魔術加工を施して作りだした弾丸。 彼の起源たる「切断」と「結合」の二重属性を発現させ、被弾した相手に不可逆の変質をもたらす魔弾。 これが魔術師が発動中の魔術に命中した時、その魔術回路を「切」って「嗣」ぐことで構造を変え、流れている魔力を暴走させて自滅させる。 また上記のコンテンダーを用いて扱われるため、魔術が関係なくとも命中した相手に大ダメージ自体を与えられる威力がある。 全部で66発の弾丸が作られ、その内の37発をこれまで魔術師の殺害に使用している。 【能力・技能】 魔術師としての腕前は並程度だが、一般的な魔術師が忌避している銃火器及び爆発物の扱いに長けている。 戦闘の際には、魔術師の裏を書く戦術や手段を多く用いる。 『固有時制御』 衛宮の家伝である「時間操作」の魔術を戦闘用に応用したもの。 本来儀式が煩雑で大掛かりである魔術であるのだが、「固有結界の体内展開を時間操作に応用し、自分の体内の時間経過速度のみを操作する」ことで、たった二小節の詠唱で発動を可能とし、戦闘時に用いている。 問言は「time alter 〇〇 accel(加速)またはstagnate(停滞)」。〇〇には倍率を示す単語が入る。 なお、固有時制御を解除した後に世界からの「修正力」が働くため、反動によって身体に相当の負担がかかる。 そのため、通常は2倍速程度が限界であり、それ以上を用いると肉体が大幅に損傷を受けてしまう。 【人物背景】 「魔術師殺し」の異名を持つ、魔術師を殺す術に長けた異端の魔術使い。 魔術師としての彼を言葉で表すならば異端であり外道。 戦闘に赴く場合は、幾重にも張り巡らせた策・謀略と罠で「絶対に勝てる状況」を作ってから挑む。 戦いにおいても確実に相手を葬ることを第一とし、そのためなら狙撃、毒殺、公衆の面前での爆殺、人質作戦、だまし討ちなど徹底して手段を問わない。 目的を達することでより多くの命を救えるならば、自分に近しい人間や愛する者ですらも利用し切り捨てる冷酷な行動原理の持ち主。 ただしそれは彼自身の悲しい過去に由来したものであり、むしろ普通の人間よりもずっと繊細な心をもっているが、あくまで自分の意志で非情な思考と行動を貫こうとしている。 「流血こそは悪」「戦場は地獄」という考えを持っており、英雄という存在そのものを忌避している。 これは自身がかつて「正義の味方」に憧れ、絶望したが故の反動とも言えるもので、自身のやり方でも闘争が終わらないことは理解している。 しかし、それまでに流してきた血や失われた命を無価値にしたくないという一心から、止まることができずに深みにはまり続けていた。 それ故に人類という種全体が抱える「闘争」全てを終わらせるための奇跡を求め、アインツベルンの誘いに乗り聖杯戦争に参加することを決める。 BACK NEXT 007 ジョンス・リー@エアマスター、アーチャー 投下順 009 アレクサンド・アンデルセン&ランサー 007 ジョンス・リー@エアマスター、アーチャー 時系列順 009 アレクサンド・アンデルセン&ランサー BACK 登場キャラ NEXT 参戦 衛宮切嗣&アーチャー(エミヤシロウ) 034 既視の剣
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771 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2007/07/27(金) 05 03 45 「な、何してるんだ?」 少しだけ声が震えているのが自分でも分かった。 互いの一言一言から何が飛びだしてしまうのは予測できていない。 探り合うように視線が交錯し、その間に思考は最大速度で疾駆し続けている。 「いや、その……洗濯物を回収しておこうと思って、だな」 自分の口から出た言葉をまるで信じられなかった。 ――私は洗濯物の臭いを嗅ぐのか、とか 「そ、そう、なのか?」 互いに笑う。 その笑いは実に乾いていた。 「と、とりあえず、だな、夕飯の時間だから、そういうのは後にして、だな」 ひとしきり笑ったためか、少しだけ頭が冷えたのか、言うべきだったことを言えた、と思う。 「……衛宮、今の言葉をどの程度信じた?」 唐突に、氷室がそんなことを聞いてくる。 「え、いや……」 正直なところ、全然信じていない。 「くくく……ちっとも信じてないだろう?」 氷室がゆっくりと立ち上がる。 それだけのことで圧倒された。 身長がこちらが10センチ程大きいはずなのだが、今は氷室の身長が2メートルにも見える。 思わず一歩後ずさる。 「……そこまでされると心外だな、衛宮はそんなに私を嫌っていたのか?」 氷室がさも心外、と言った風に腰に手を当てて軽く頬を膨らます。 「いや、そんなことはないぞ、『どちらか』と言われれば好きに分類される、間違いなく」 その答えに、氷室は満足げに微笑んだ。 正直な話をすれば。 氷室鐘はこの場で衛宮士郎を押し倒してしまおうか、なんてことを考えていた。 自分の感情が定まらぬままではあったのだが、とにかく既成事実を作ってしまおうかと考えたためである。 実際の話、男という物を異性として意識するようになって以来、そう言った事への興味もあったし、それは先の件で肉欲という具体的な代物へと変化した。 だが、共に笑っただけで頭が冷えて、続く衛宮士郎の言葉で今後の方針を新たに定めた。 その方針は、我ながら笑ってしまうものではあったのだが。 ――やれやれ、これが恋というものなら、随分なハンデを背負い込んだものだ ライバルは既に体を許しあうほどに強大だ、だがとにかく今は―― 「衛宮」 止まっていた体を一歩を踏み出す。 氷室が一歩踏み出し、此方に向かってくる。 後ずさりはしないが、なんだろうと考える。 考えすぎていたのが良くないのだろう。 頬に氷室の唇が触れたのを止められなかった。 氷室が一歩離れる。 「な――」 触れられた頬が熱い。 そして全身もそれに釣られて熱くなっている。 「覚悟しておきたまえ、これからの私は、君に対してもっと積極的に接していこうと思う」 笑顔のままに片目を閉じ、人差し指を立てて氷室が宣言した。 ――精一杯の決意の証明と共に、宣戦布告する。 それが今の精一杯。 その直後に気恥ずかしさが限界を超えた。 「それでは、また後でな」 笑顔を顔に貼り付けたまま、出来るだけ平静を装って、早足で部屋を後にした。 部屋に残され、呆然とする。 さっき氷室はなんと言ったか、何をしたか、それが何を意味するのか、総合すれば全ては明白であった。 理解すると同時に、体中が更に熱くなる。 さっきから体中が熱くなりっぱなしで、汗が出てきている。 殆ど全身が暴走状態だ。 こんな状態で、みんなの前で冷静で居られるとは思えない。 よし、こういう時は―― MEC:土蔵だ コンボラ:道場だ サカタハルミジャン:気合だ
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サムネイル画像 タイトル 小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 王国編 作者名 ◆pOgi2U5jM 原作 オリジナル作品 ジャンル 聖杯戦争系、デスゲーム系、ファンタジー 主人公 マルチ主人公 期間 2020/08/17~2020/11/24 掲示板 やる夫系狐板 タグ あんこ、完結作品、ダイス、長編作品 まとめサイト 様 このやる夫スレ、まとめてもよろしいですか? 様 スレッド一覧 スレッド名 タグ 備考 開始日時 最終レス 【あんこ】小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 12 あんこ、ダイス 「小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 王国編」シリーズ:スタート 2020/08/03 2020/08/27 【あんこ】小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 13 あんこ、ダイス 2020/08/27 2020/09/14 【あんこ】小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 14 あんこ、ダイス 2020/09/14 2020/09/30 【あんこ】小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 15 あんこ、ダイス 2020/09/30 2020/10/14 【あんこ】小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 16 あんこ、ダイス 2020/10/14 2020/10/28 【あんこ】小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 17 あんこ、ダイス 2020/10/28 2020/11/09 【あんこ】小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 18 あんこ、ダイス 2020/11/09 2020/11/18 【あんこ】小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 19 あんこ、ダイス 「小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 王国編」シリーズ:完結 2020/11/18 同作者の作品一覧 不幸の催眠 小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 南国編 小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 王国編 純狐は魔術学園を卒業したいようです 小悪魔は聖杯大戦を開催するようです
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413 名前:隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM [sage 五日目・朝:藤ねえ跳躍] 投稿日: 2007/02/19(月) 04 52 46 最初に動いたのはやはり虎ッ! ノインに寄りかかるような膝立ちの姿勢そのままに跳躍して飛びかかる。 「膝立ちのままの姿勢でジャンプをッ?」 先程から居間にいた全員が驚きの声を上げる。 そんな中飛びかかられるであろう衛宮士郎は、愛すべき家族のそんな姿を受け入れてしまったことに気付いて「ああ、俺も精神的に成長したな」とぼんやりと思った。 だが、そんな感慨に浸っている余裕はない。 今手元の盆に乗せられているのは味噌汁である。 簡単な衝撃で中身を溢して大変な事になるであろう事はすぐに想像できる。 咄嗟に身を屈めて茶の間の脇に盆を置く。 それは結果として回避となった。 急に動いた為にお椀の一つから汁が溢れかけ、表面張力で踏ん張って戻った。 ぎろりと方向を修正する。 「ふ、藤ねえ、目が据わってるぞ?」 それどころか息を荒げて前屈みになり、両手を頭の高さまで上げて今にも襲いかかろうとしている。 「しーろーうー、とうとうやったわね……」 ふふふと含み笑いを漏らしながらじりじりと間合いを詰めてくる。 「な、何のことだ藤ねえ? 良く分からないが誤解だと思うので何をどう考えてどういう答えになったのかを、順序立てて分かるように言ってくれ」 噛んで含めるように距離を離しつつ宥めかける。 「ええぃ、わからいでか、神妙に縛につけーい!」 って、早ッ! しかも部屋の端に追い詰められてミル・マスカラスばりのフライングクロスチョップは、どうにも避けようが 考えている途中で喉に交差した腕が直撃した。 呼吸が止まる。 そしてそのまま二人して倒れ込む。 「いてて……」 呼吸が戻り、目を開けると、思い切りマウントポジション状態でのし掛かる藤ねえの姿があった。 なんだか今にも殴られそうだ。 「藤ねえ、事情を説明してくれ、頼むから」 「必要?」 なんだかもの凄いドス効いてます。 今すぐにでも黒いオーラとか放ちそうです。 「必要、俺には何も覚えがない」 ふぅーと溜息一つして人差し指を立てる。 「いい? 士郎、誘拐って犯罪なの、未成年者略取なの、法定刑は三ヶ月以上七年以下の懲役なの、ここまでは分かる?」 「勿論」 法定刑云々は知らなかったけど。 「じゃあ何でそれをやっちゃうの!」 「……藤ねえ、それ誤解」 確かに誤解されやすい状況とか格好だったりするんだけど。 「騙されまっせん! 瞳ちゃんは切嗣さんの娘さんだしなのはちゃん達は遠坂さんの親戚さんだから良いとしてもこの子はどう考えても無関係の子でしょ!」 確かに保護者も居ないし、切嗣の娘だって言っても外見年齢的にはどう考えても無茶だしなあ……まあ、信じられている話も嘘なんだけど。 「順を追って話すから、とりあえず離れてくれ」 マウントポジションでは落ち着いて話しも出来ん。 呼吸が荒い藤ねえを、ライダー二人がテーブルまで引きずっていってくれた。 朝食は始まり、朝食の場で説明という名の軟禁が一段落する。 勿論説明の間は水すら飲ませて貰えなかった。 昨日打ち合わせたとおりの説明ではあったが、どこかに矛盾がないか、それを指摘されないか冷や冷やした。 「……なるほど、ね」 疑いの眼差しを崩さなかった藤ねえが目を閉じ、軽く溜息をつく。 この反応からすれば一応は信じて貰えたらしい。 「つくづく士郎って貧乏籤引くわね……」 「仕方ないだろ、困ってる子供を見捨てるなんてできないしさ」 「ま、そういう事情なら仕方ないわね……」 溜息をもう一度。 カンターレ:「それで、士郎は今日どうするの?」 マジョーレ:「それはそれとして士郎、もう一つあるんだけど」 投票結果 カンターレ 3 マジョーレ 5 決定
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◆SpFFtiBeDg No タイトル 登場キャラクター 場所 作者 005 理想と現実! 悲劇の聖杯戦争!! 園田海未&ランサー(愛乃めぐみ/キュアラブリー) 千代田区・B-2/弓道場 ◆SpFFtiBeDg コメント 名前 コメント ▲上へ戻る
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127 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2007/06/10(日) 04 35 49 とりあえず夕食の支度はやってしまおう。 まあ、下拵えだけだろうが、鍋物は基本さえ守れば後は融通無碍だから簡単にやっつけてしまうことも出来るし。 そして今日は素材が良いのだから、どこまで味を広げるか、と言う点が焦点になる。 普段ならば少し濃いめにするところだが、子供もいて、大人もいる、さらには腹は適度に膨れてしまっている。 と、なれば素材を生かしつつ薄味にして小皿で調整してもらった方が良いだろう。 鼻歌交じりに冷蔵庫から野菜を取りだし、洗って刻み、鍋に張った水に面取り大根を入れて茹で…… 「よし」 薄味だがしっかりとしている、これなら文句はそれほど 「よし、じゃないでしょこの馬鹿」 突如背後から頭部にチョップを食らった。 「……遠坂、どうしたんだ?」 「どうしたじゃないでしょ……さっき玄関で自分がなんて話したか覚えてる?」 思い返してみる。 ……ああ。 ホリィの話か。 「ちゃんと話すぞ?」 そんなに大した話の量にはならないし。 「じゃあなんで料理を始めちゃうのよ……この家が結構広いって言っても集めるのに何時間も掛かる訳じゃないでしょうに」 「ああ、うん、そうだな、そうだった」 「アンタって時々そうよね、真面目に突拍子もないことを始めるの……なんで?」 聞くような事でもなかったであろうちょっとした疑問を口にした。 「さあ? なんでだろうな、多分癖みたいな物だろうから意思でどうこうってものじゃないんだろうな」 「ふぅん……ま、意図的にやってるようなら殴ってでも矯正させてたでしょうね」 二人して軽く笑う。 「ともかくさっさと来てちょうだい、もう集まってるから」 その言葉を背後に受けて、コンロの火を切り、手を拭いた。 遠坂に話したように、ホリィを連れてきた経緯にそれほど深い話があるわけではない。 軽い質問と、ついでに冷たい視線に応えながら、話はサクサクと進んだ。 ちなみにホリィはなのはとフェイトに頬ずりされたりしながら縁側に座っている。 あまりベタベタされるのは好きではないのか、困ってはいるが、だからといって嫌がっているわけでは無さそうだ。 イリヤとノインは二人の熱気にあてられたのか、ちょっと距離を置いて居間の畳の上に座っている。 「……なるほど、事情は分かったが……それで良いのかね?」 ジェネラル……カールさんが倫理的にとか社会的にとか、様々後に続けられそうなところで言葉を切って質問してくる。 当然言葉には出さないが『戦い』にだって決して良いことではないだろう。 だがそれはノインを連れてきている時点で、リスクという意味では同じ事だ。 その事だって、情報を得る為のリスクと考えれば……いや、あの時はそんな理屈は考えなかったけど。 「そりゃあんまり良くはないでしょうけど、放っておく訳にもいかないでしょう、日暮れだって近いんだし」 まだ明るいが、太陽は地平線に接し、沈むまではそれほど時間は掛からないだろう。 「確かに最近はまた物騒になってきたらしいしな、日が暮れて事件に巻き込まれる、と言うこともあり得ない話ではない……のだがな」 正しさを認めつつ、それでも渋い顔の氷室。 まあ大体何を考えているかは分かるのだが。 「ま、お人好しも度が過ぎるとこうなるってー事だな」 「蒔、君の場合は犬猫に似たようなことをしていなかったかね」 飼いこそしなかったもののな、と小さく続ける。 「うっ……それは別に良いだろ、ちょーっと肉をくれてやっただけなんだから」 ふいっと目を背ける。 「あら、お優しいのですね」 ルヴィアの言葉に頬を少しだけ赤らめる。 「う、うるさいな、ほら、今はそう言うこと話してないだろ、あの子をどーすんだって事だよ」 ま、そうだな……それが問題だ。 愛宕:「それじゃあどうしたら良いと思う?」蒔寺に聞いてみることにしよう 那智:「桜はどうしたい?」桜の意見を聞くことにする 厳島:……ま、連れてきた責任があるしな
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キャラシート【としあきの聖杯戦争TRPG】 【クラス】キャスター 【真名】ヒルドル(またはヒルド) 【容姿】剣の鞘だけを腰に帯びた戦乙女 【その他】中立・中庸 天属性 神性 女性 【英雄点】40点(ステ20点・スキル20点):令呪1画消費 【HP】35(20)/35(20) 【筋力】C 3 【耐久】B 4 【敏捷】D 2 【魔力】A++ 7(8) 【幸運】C 3 【スキル1】道具作成 C 10点:移動フェイズ時、味方陣営1体のHPを(耐久値D6)回復する。 交戦フェイズ中に1度だけ、味方陣営の任意の判定に補正値5を与える。 【スキル2】北欧式投影魔術 A 5点:最大HPを15増やす。魔術攻撃時、補正値4を得る。 【スキル3】神性 B 5点:キャラシート作成時、サーヴァントの英雄点10を得る。 【宝具1】『投影する父王の魔剣』(ダーインスレイヴ/ヴァルキュリヤ) 1/1 【ランク・種別】A:対人宝具 【効果】物理攻撃と魔術攻撃時、補正値10を得る。 この宝具の発動後、交戦フェイズ終了時まで、全ての陣営はスキルによってHPを回復することができなくなる。(宝具や令呪によって回復することはできる) 【宝具2】『ヒャズニングの不死の権能』(ヒャズニングリバース) 1/1 【ランク・種別】EX:対死宝具 【効果】キャラシート作成時、令呪を1画消費する。 自身以外の前衛キャラクターのHPが0になった時に発動できる、そのキャラクターは1度だけHP1で耐える。 この宝具は1セッションで1回しか使用できない。 【設定】 望遠鏡のレンズを触媒に召喚された遠夜映二のキャスター。触媒に使用されたレンズに縁があるわけではなく、単純に観測という面と遠夜との相性により召喚された。 真名はヒルドル。ヒャズニングの戦いにて、父ホグニと夫ヘジンの戦いをラグナロクまで続けさせそれを観測し続ける、不死を撒くヴァルキュリヤである。 不死に呪われた戦場で世界の終わりまで魔剣ダーインスレイヴによる戦いを観測した結果、魔剣の呪いに蝕まれ、根源が変質しかかっている。 その為、彼女は自我を保つために『投影魔術』という形でダーインスレイヴを出力することで呪いを体外に放出している。 この性質上、多少のアレンジは効くものの、彼女が投影できるのはダーインスレイヴのみであり、応用性に欠ける。 また宝具クラスまで本物に近づけた『投影する父王の魔剣』(ダーインスレイヴ/ヴァルキュリヤ)でも、他のより強い幻想に対してはその呪いが無効になるほどランクダウンしている。 参加した聖杯戦争では遠夜と共に最後まで戦うが、惜しくも聖杯を逃す。再会の願いを胸に秘め英霊の座へと還った。 【ネタ】 マスターを『観測対象』と呼ぶ。人前では『観測者』となるが、理由は不明。本人曰く「人前で観測対象などと呼べるわけはないでしょう。いやらしい」とのこと。
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238 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/10/24(火) 04 08 18 なのはとフェイトという少女二人組のことだ。 自己紹介の通りであるならば二人は六道氏の養女であり、更には衛宮士郎の養父であった切嗣氏の実子でもあるという。 聞けば六道氏はかつての無医村に住む医者であると言うことだが…… 二人の親とどうやって知り合ったのか、そこにロマンスはあったのか、など興味は尽きぬ。 そういえば意外なところで遠坂嬢と衛宮の接点が生まれたわけだが、気になったのはそう言った部分だけではない。 二人は衛宮士郎が気になって仕方がないのだろう。 最初は見慣れぬ義兄への警戒、もしくは興味や尊敬かとも思ったのだがそうでもなさそうだ。 先程から衛宮と、抱きつくように彼から離れぬイリヤスフィール嬢の動きを一挙手一投足を見張っているようにしか見えぬ。 一応二人とも周りに気付かれぬようにちらちらとしているだけだが、こうして注目してしまえば一目瞭然だ。 やれやれ、それにしても…… 上はバゼット氏のような大人の女性から下は両名のような少女に至るまでずいぶんと好かれているようだな、彼は。 これは確かに美綴嬢の弟のするようなやっかみの対象にもなろうというものだ。 いやはや、実に……面白い。 女性に好かれるような性格ではないはずだが女性に好かれる生活をしている、その有り様は端で見ていれば面白い。 そのただ中に居れば気が気でないかもしれぬがね。 ふふふと自然と笑みがこぼれる、さて、観察者として他のグループの様子も楽しむことにしよう。 「呆れたわね……そんなことで網走まで行ってきたのあなたは?」 遠坂嬢が驚いているのか呆れているのか、ともかくそんな声を絞り出している。 「おう、遠坂が市内の留置所ならこっちは網走だーと直感したから走って行ってきた!」 「ここから四日で往復とは……随分と体力があるのですね、感心しますよ」 「そうですね、その体力と根性は見習うべき物がある」 「いやー、アンタ達の武術の技には勝てんわー、今度衛宮で試すから教えてくれ!」 「はは、私の技は人に教える程の物ではありませんし、それに無闇に振るうものではありませんよ」 「う……分かってるってば、その位のことは弁えるさー」 「しかしなぁ、留置所に対抗して刑務所だ、という発想に驚くな」 「全くですわね」 「でもね、野宿で走り通すなんてこの時期感心しないわ、体冷やしたら大変でしょう?」 このグループは大人グループと言ったところか、遠坂嬢を中心に藤村教諭、六道氏、バゼット氏、カール氏、ルヴィア嬢に蒔か。 蒔の字が大人かどうかはともかく、雰囲気は柔らかい、案外蒔は大人の中に居るのが合っているのやもしれんな。 「ふわー、凄いですねー」 鏡を見ながらまるで別人を見るように由紀香が呟く。 「そうかしら? 私は貴方や桜さんみたいに料理は出来ないから二人の方が凄いと思うけど?」 由紀香が急遽作ったマリネを一口食べて瞳さんが呟く。 「でもですね、こういう、ヘアメイクって言うんですか? 出来るのは凄いと思いますよ?」 「まあ、美容師とかいいかもって思ってるから勉強してるしね」 「そうなんですかー、それじゃあ最初のお客さんかもですね!」 こちらは学生グループとでも言うのだろうか、瞳さんを中心に、由紀香と間桐嬢か。 この三人は食事を程々にとりつつも、瞳さんが二人の髪を弄る事を重視しているようだ。 そしてその髪型は実に似合っている。 印象が変わったということは余りないのだが、何とも言い難い、気品のような物が加味されていた。 ……そういえば間桐嬢の髪の色が変わっているな、遠坂嬢に感化されて染めたのだろうか? しかしそう言ったことは余り許すような藤村教諭でもなさそうだが…… ふむ、各人にますます興味が湧いてきたな。 はてさて、どうしたものか。 観察者の宿泊:「衛宮、今夜のことだが、私達も一晩泊まっていって構わないかね?」やはり実地観察は大事だ 電話が鳴って:「おや、電話か?」電話のベルが鳴った。 来訪者来たりて:「おや、来客か?」玄関のベルが鳴った。
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さ行の用語 【最優(笑)】 セイバークラスの事である。やたらと参加人数が多い割りに、全く活躍出来ていない事から 『最優(笑)のセイバークラスをディスらないでください! 幸運Eに2騎がかりで負けたとか、弁当食ってるだけとか、 主人ボコられるの見てただけとか、主人痛めつけただけで何もしてないとか、 主人から『情報持ってるハズなのに情弱過ぎて使えねぇ』呼ばわりとか どうしてそんなひどいこというんですか!!!』 と散々にディスられた事から。およそ半数がスレ住人に忘れられているため、頑張って活躍しないと「大量処分」されてしまう危険がある。 しかし、48話にて最弱のセイバーと自負するイスラが嘘と騙し討ちを駆使してとあるキャラを討ち取る活躍を見せたのでマシになってきているはず… …と、思われたのも束の間。まぁ、その、何だ…53話にて、二次聖杯屈指の強マーダーことゼフィールと狂王さんの大暴れで 本当にセイバーの半数が華麗に蹂躙されました。やっぱり最優(笑)だったのかもしれない……(まぁ戦闘じゃそこそこ頑張ってたが) そして71話にてステルスマーダーとして頑張っていたイスラも脱落。開始から半日と少しで円卓を除くセイバークラスの二次キャラは全て脱落してしまった…… その一方で、アルトリアが71話でイスラを撃破し、73話で士も撃退、しかも制限解除によりパラメータも上昇と、最優の名に恥じない活躍を見せた。もう最優(笑)とは言わせない! その分卿が割を食うハメに…マスターのせいで寺組崩壊を招いてしまったりと逆方向で活躍しちゃったし…… そして、90話でアルトリアがアヴァロンを解禁。更なる強化が解かされた。 【最弱のセイバー】 天海陸のサーヴァント、イスラ・レヴィノスのこと。自他ともに認める最弱のセイバーである。まず、ステータス。 筋力D+ 耐久D+ 敏捷C 魔力B+ 幸運D 宝具B…+補正はあるものの、これだけ見るとキャスターかアサシンじゃないかと思う低スペック。 純粋に高いスペックを駆使した剣技を得意とするはずのセイバーとしてはこの時点で致命的。その上セイバーでありながら対魔力スキルがない。 そして彼を象徴する宝具「紅の暴君“キルスレス”」は発動すると全ステータスランクUP、全異常・憑依無効、暴走召還、真紅の鼓動(自動回復)… と、数多くの特性が付加される強力な宝具である。…あるのだが、決定的な弱点がある。燃費が最悪なのである。 少なくともただ一度発動しただけでマスターの陸は大いに苦しみ、嘔吐すらしてしまった。そう、マスターを体調不良にする程に魔力をゴリゴリと削るのだ。 しかし(魔力次第では効果が低下するとはいえ)様々な効果を発揮する異界の住人を召還する宝具、あらゆる攻撃を受けようとそれがAランク未満ならば 決して死ぬことは無いというスキル『死の呪詛』、敵マスターの魔力の吸収による『紅の暴君』の発動など、他のセイバーにはない独自の強みは多い。 そして極めつけに、彼は騎士のクラスでありながらもあらゆる嘘や騙し討ちといった卑怯な手段を使うことを厭わない。 最優のサーヴァント「セイバー」でありながら、「低スペック」「対魔力を持たない」「補助的なスキルや能力が豊富」と、非常に異質な存在である。 【さやかちゃん】 そのまんま、サーヴァントの一人である美樹さやかのこと。またの名をバーサヤカー。 二次キャラ聖杯戦争においてはバーサーカーとして召還され読み手に強いインパクトを与えた…のだが。 宝具やスキルが微妙、初戦でジェムの濁りが半分も溜まる(ムーンセルにはグリーフシードが無いので魔女化フラグ立ちまくり)、マスターが一般人、 何より主人公格やボス級の鯖が多い為、素の戦闘力すらも見劣りする(作中でも「弱い」扱いされている)というかなりの不遇っぷりが浮き彫りになった。 そもそも他の鯖に対して優位に立てていた状況が殆どない。初陣で魔力消費を気にしながら戦っていたDIO様の不意を突くことが出来たくらいか。 まぁ、時止めを発動された途端さやかちゃんは無駄無駄でフルボッコにされていたし、乱入者のテレサにも顎を切り落とされたりしてたのだが…。 さやかの主な宝具は再生能力。ダメージの即時回復という点では確かに優れているが、そもそも自己治癒や再生能力持ちの鯖なんてのは意外といる。 (さやかちゃん並の再生能力に加え、素で高い耐久力、スキルによる一度受けた攻撃への耐性、対魔力、更には高威力の攻撃を持つアレックスなど) 他の鯖が持っているような攻めに使える押しつけ宝具を持ち得ないことも彼女の実力を考えればキツいか。 スレでも生存を諦める空気が流れ、「魔女化するしかないじゃない!」とまで言われてしまう有様。 しかしその不遇っぷりのせいか、常にちゃん付けされて親しまれており(?)やたらと魔女化が望まれている。 また、幸運Eの癖して3組の参加者を殺害する暴れっぷりを見せたゼフィール&アシュナードから唯一逃げ延びることに成功したりと妙な所で運もいい。 因みに劇場版のパンフレットの記事で、初期設定では5人娘の中では最弱だったという事が判明。更に某寿司店からもネタにされてる(名前的な意味で)。 【参加者あだ名一覧】 漫画・アニメ・ゲームなど様々なジャンルより参加者が出演している二次キャラ聖杯戦争。 多くのキャラはスレなどであだ名で呼ばれることが多い。ここで、スレや作中などで使われるあだ名を並べてみた。 天野雪輝→ユッキー タマモ→キャス狐、駄狐 ゼフィール→ゼフィ、回転王、覇王 アシュナード→狂王 アルトリア→セイバー(あだ名と呼べるのかは微妙)、最優(笑)、騎士王、セイバーちゃん 鳴上悠→番長 クー・フーリン→兄貴 ランスロット→謎スロット、ランス、ゴキブリ 花村陽介→ガッカリ王子、ジュネス 蘇 妲己→妲己ちゃん 鹿目まどか→まどっち、ラスボス、クリームヒルトちゃん、ウェヒヒ DIO→DIO様、テラ子安 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア(ゼロ)→童帝、魔王、ルル、ルル山さん リインフォース→リインちゃん 衛宮切嗣→ケリィ 門矢士→ディケイド 美樹さやか→さやかちゃん、オクタヴィアちゃん 太公望→軍師 ジョン・バックス→市長、死超 ファニー・ヴァレンタイン→大統領 間桐雁夜→おじさん トキ→ジョインジョイントキィ、トキィ 間桐慎二→ワカメ ラオウ→拳王様、ジョイヤー キンブリー→金鰤 イリヤスフィール→イリヤ 本多忠勝→ホンダム 金城優→弁当 アストレア→バカ 我妻由乃→ゆのっち、ヤンデレ ジョン・ドゥ→某死体さん、死体 言峰綺礼→マーボー、神父 トワイス・ピースマン→欠片男 ギルガメッシュ→ギル、英雄王、金ぴか、慢心王、AUO ※おまけ 暁美ほむら→ほむらちゃん、ほむほむ、ホムラチャン 巴マミ→マミさん、デブさん、デミさん キュゥべぇ→QB、淫獣 イザナミ→ナミさん ケンシロウ→北斗神拳正統伝承者、救水主 ジャギ→ジャギ様、石油王、汚物、魔法戦士QMZ、石油のアルカナ、バイクのエンジン音 サウザー→聖帝、やわらか聖帝 間桐臓硯→蟲ジジイ 天海春香→春香さん、春閣下、はるるん、ハルカッス、中村先生、ののワさん、のワの 星井美希→みきみき、金髪毛虫、ミッキ 【七英雄】 二次聖杯において、各クラスから最後に残った1人ずつ。計7人を殿堂入りの意を込めてまとめる。 セイバー→ガウェイン ランサー→アレックス アーチャー→DIO ライダー→火野映司 キャスター→ゾルフ・J・キンブリー アサシン→ファニー・ヴァレンタイン バーサーカー→ランスロット 【市長組】 主従揃って強力な戦力を誇るゼフィール ライダー(アシュナード)組とD4C(いともたやすく行われるえげつないチート)でムーンセル冬木市市長の座を手に入れたジョン・バックス アサシン(ファニー・ヴァレンタイン)の同盟チーム。 ハッキングで市長の座を手に入れたというインパクトの強さ故かこんな通称になった。 色々と制約はあるが冬木市内に配置したNPCのおかげで市庁舎から一歩も動かずして情報が手に入る市長、元々諜報に向いている上に一撃必殺、無限復活、制約付きだが分裂可能という超宝具を持つ大統領と最近になって三組もの参加者をまとめて葬るという大戦果を挙げた回転王 狂王の組み合わせはチームとしてあらゆる能力が高水準で纏まっており、今後更なる活躍が期待されている。 ただその一方で互いが互いにこの同盟を一時的なものと見倣しているため、他の勢力と違っていずれ同盟が破綻することが約束されている。 余談だがこのチームの四人、意外と共通項がある。 全員が何らかの国又は組織の長である事と単なる私利私欲に基づかない理想を持っているという事である。 しかし、77話でゼフィールとアシュナードが、悠とクー・フーリンの捨て身の行動(+DIOの援護攻撃)により葬られた為、事実上壊滅した。 【事故ナギ】 原作で合体事故・合体予報によるイレギュラーを利用して作られた、強力なスキルを持ったイザナギの事。 本来イザナギは初期装備のペルソナ。それ故に、後に使用出来る様になる他のペルソナと比べると見劣りする部分が多々あり普通ならば戦力外となる。 しかしその渋カッコいい外見、バランスよく整ったステータスなどからイザナギの人気は高い。 そこでペルソナの合体における事故を『わざと』引き起こして生み出されたのが通称『事故ナギ』である。 事故ナギは十分戦力となるスキルや能力を持っており、これを使う ことで思う存分イザナギを戦力として装備出来る様になるのだ。 しかし、そもそも事故を利用した作成なのでかなりの運任せ。事故ナギを生み出す為には相当な労力を必要とする…。 ただ、増量移植作品であるP4ゴールデンではかなり気軽に事故ナギ作成に挑める様になった模様。 二次聖杯ではワイルドの能力を失った番長のペルソナとして活躍。数多くのスキル、鯖程ではないにせよ高い戦闘能力で大いに役立った。 しかし最近になって切嗣の起源弾に撃ち抜かれ、まさかの消滅となった。さらば事故ナギ…… 【ジャンプ史上最高のヒロイン】 参加者の一人、キャスターの蘇妲己ちゃんの事なのよぉん♥ 長い歴史のジャンプの中で「誰が最高のヒロインか」という話題が出ると彼女が選ばれるのぉ♥ 完璧なプロポーションと可愛い言葉づかい、妹思いの優しい性格や原作内での活躍が人気の秘訣かしらぁん♥ し・か・も♥ 最終的にはラスボスを出し抜き、主人公を救うというヒロイン要素のキャラクターなのぉ♥ とっても素敵だわぁん♥ この聖杯戦争でもキャスターとして顕現し、キャスターの不在で「キャスターきてーはやくきてー」と悩んでいた寺組の元にサササっと駆けつけ、 「キャスター来た!」「メイン神殿来た!」「これで勝つる!」「素敵タル~」と賞賛の嵐を受けるヒロイン力の高さを見せ付けたわん♥ 彼女の登場で、堅苦しい面々で構成された寺組にもドキドキで素敵な展開になる事、間違いなしよぉ♥ あぁ~ん♥ 素敵ぃ~♥ うふぅん♥ この項目は何者かにより勝手に作成されました。事実とは全く異なる可能性があります。 【ジャンプ史上最凶最悪のヒロイン】 参加者の一人、キャスターの蘇妲己の事である。長い歴史を持つ週間少年ジャンプの中で「誰が最凶最悪のキャラか」という話題が出ると彼女が候補に出る。 その魅力で男女を問わず他者を誑かし、二人の妹以外には一切の情け容赦を向けない残酷な性格から今尚人気を得ている。 戦闘面での実力もあるが、真の恐ろしさは作中で誰一人として出し抜くことが出来なかった明晰な頭脳である。 主人公たる策士の太公望は作中で一度も彼女に勝つ事が出来ず、その恐ろしい頭脳でラスボスをも手玉に取っていた。 散々悪行を働いたにも関わらず、最終的な目的である『地球との融合』を遂げ、結局一人勝ちをした。 【新春セイバー大量処分祭】 セイバーがやたらと参加人数が多い割りに、全く活躍出来ていない事から最優(笑)と称され「大量処分」されてしまうのではと危惧されていた。 が、53話にて二次聖杯屈指の強マーダーことゼフィールとアシュナードの大暴れで本当にセイバーの半数が処分されてしまった。 この話の中での死亡したサーヴァントは全員セイバーだったため、作者がタイトルをこちらにしようか迷ったがネタバレになるため現行のものとなった。 ところで、このムーンセル内の冬木市は何月頃なのだろうか?新春と書いてあるのはこの話が一月に投下された為で、作中の季節とは一切関係ない。 【新都連合軍】 鹿目まどか&アーチャー(DIO)、ジョン・バックス&アサシン(ファニー・ヴァレンタイン)、衛宮切嗣&ライダー(門矢士)、枢木スザク&バーサーカー(ランスロット)、キャスター(ゾルフ・J・キンブリー)で構成されたマーダーチーム。 切嗣陣営以外はそれぞれ天国組・市長組・スザク団に属していたが、他のメンバーが死亡した事で所属チームは壊滅。対主催チームの遠坂邸同盟に対抗すべく結成された。 戦力的には全チーム中最強クラスだが、それ以上に何時裏切りが発生するか分からない空気に包まれている。そもそもこのチーム自体、遠坂邸同盟を潰す事だけを目的にしており、いずれは確実に対立する事になる。更にDIOに全く信用されていないまどかを筆頭に、過労死も時間の問題になりつつあるバックス、時期が時期とは言え未だに聖杯に執着している切嗣、もはや噛ませ犬同然なスザク、小鳩を利用した挙句裏切ったキンブリーと遠坂邸同盟以上に爆弾要素が多い(更に最近になって遠坂邸同盟の爆弾要素が解消されつつあるので、その対象がより深くなっている)。 【スイカバー】 「ここからいなくなれー!」 ロッテが販売しているアイスキャンディ及び機動戦士Zガンダムの最終攻撃「ウェイブライダー突撃」の欲称。本項目では後者の意味で取り扱う。 意味合いとしては全てを掛けた特攻なのだが、二次聖杯ではクー・フーリン、アルトリア・ペンドラゴンの2名が該当。それぞれ、クー・フーリンはアシュナードとゼフィールに、アルトリアはディケイドに対して行なった。元ネタの劇中でもウェイブライダーでの特攻により、シロッコを倒すことに成功するも、代償としてカミーユの精神は完全に崩壊してしまった。そして二次聖杯においてもそれに匹敵する悲劇的な結末が待っていたのだった。 【スザク団】 匂宮出夢&アサシン(懐刃サブラク)、枢木スザク&バーサーカー(ランスロット)、羽瀬川小鳩&キャスター(ゾルフ・J・キンブリー)からなるチーム。 スザクが出夢に依頼した事で結成された。ワカメ軍団とは違い、自分達から進んで組んでいるのが特徴的(小鳩のみ流れ的に合流)。 ワカメ軍団や市長組に代わるマーダーチームだが、1日1時間しか戦闘に出ない出夢。傷が完治していないスザク&バーサーカー。戦うことさえままならない小鳩と、全マスターが何かしらの問題を抱えている。 その後完結編2話で出夢とサブラクが脱落した為、事実上壊滅。 【聖杯大戦】 「永遠の闘争・・・それこそが我が理想なり」 二次聖杯において最大にして最後の戦闘になるであろう遠坂邸同盟と新都連合軍の戦いの通称。 ここまで生き残ってきたという事もあり、遠坂邸同盟は唯一能力が限界突破したアルトリア・ペンドラゴンを筆頭にガウェイン、アレックス、火野映司、リインフォース。新都連合軍は最も被害を受けていないDIOを筆頭にファニー・ヴァレンタイン、門矢士、ランスロット、ゾルフ・J・キンブリーと双方のメンバーもなかなかの強者が揃っている。逆に言えばこの大戦に参加できなかった陣営は弱者と見られるかも知れない これこそ、平行世界のゼロが望んでやまなかった事なのだろう。しかし恐ろしいのはどちらが勝ってもバッドエンド確定という点である。同盟側はルルーシュが本編以上の結末になる確立が低く、陽介はバッドエンド確定。名無やこなたはに至っては賑やかし担当。一方の連合軍側も同盟を倒したら即第二ラウンド開始。その前に互いの腹の読み合いという第零ラウンドの存在と、何処までも救いが無かったのであった。やっぱり神様なんていなかったね! その後、完結編14話でついに聖杯大戦が開戦。良くも悪くも読み手を裏切る展開はその目で確認してもらいたい。 【聖杯戦争のセオリー】 その名の通り、聖杯戦争におけるセオリーのこと。 通常の聖杯戦争ならば大体2週間程度。開始から数日はあまり動きもなく、どの陣営も慎重な行動もしくは静観気味。 そして一度戦闘が巻き起これば他のチームもそれに乗じて動き出したり、積極的な行動を起こし始め本格的な戦争が始まるということが多い。 …しかし、二次聖杯においては当然ながら聖杯戦争初参加者ばかりであり、セオリーを知る者が少ない。 恐らく「サーヴァントを使って戦う、生き残りと聖杯を賭けたバトルロワイアル」程度の認識だろうか。 その為初日から積極的に動く参加者が多く、あちこちで熾烈な戦闘が勃発。チーム戦、乱闘、果ては複数の敵の蹂躙など序盤からとにかく激しいのだ。 参加者が25組もいることによるエンカウント率の高さもあるだろうが、それを抜きにしても初日から非常に参加者の動きが多い。 初日の夜明けまでの時点で既に参加者の3分の1近くが脱落しており、二次キャラ聖杯戦争は短期決戦になるのでは?という意見も多い。 まぁ、パロロワ的には「序盤には何もしない」というのは退屈な上に2週間分も続けるのは面倒だと思うので短期決戦になるのは必然とも言える… 序盤で一通りサーヴァントの戦闘能力を披露しておくということもあり、それも戦闘の多さに繋がったか。 【絶望ロック】 中二病臭い音楽ジャンルの事ではなく、パロロワ企画における生存ロックや死亡ロックの亜種であり、この聖杯戦争以外ではあまり確認されていない。 園崎詩音と美樹さやか(バーサーカー)の主従にこれがかかっており、書き手や読み手達により『絶望以外のルートが存在しない』状態となっている。 園崎詩音は精神状態の悪化で雛見沢症候群が進行し、末期になると錯乱した挙句に凄惨な死を迎える可能性があり、 美樹さやかは精神状態の悪化と魔力の消費でソウルジェムが濁り、最終的には魔女へと転化してしまう。 現状では回復手段がほとんどなく、そもそも救済する気が主催&書き手&読み手の誰も持ち合わせていないので、 現状彼女達には最悪の結末が約束されているとさえ囁かれる薄幸っぷりだった。 しかしその後、大方の予想を裏切り……
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ヘブンズフィール・オンライン ◆SwceDDUeOc あなたはゆっくりと目を覚ます。 目の前には真紅のフード付きローブをまとった巨大な人の姿がある。 『プレイヤーの諸君、多元世界対戦シミュレータ《ヘブンズフィール・オンライン》にようこそ。 私の名前は茅場晶彦。当ゲームの管理者、いわゆるゲームマスターだ』 ローブの人物は厳かな声であなたに語りかけてくる。 『当ゲームのクリア条件は単純だ。自分以外の全プレイヤーを打倒し、最後の一人になること。 勝ち残ったプレイヤーには、ゲームクリア報酬として私の持つ現実・電脳問わずあらゆる事象を支配する権限を譲渡することを保証しよう。 簡潔に言えば、何でも願いが叶うということだ。ただし、プレイヤーを無条件で参加させることはできない。 このゲームに参加するならば、諸君の命を賭けてもらう。無論、ゲームではなく現実世界の命を、だ』 あなたは右手の甲を見る。 そこには不思議な文様――令呪があり、怪しい輝きを放っている。 『私は以前――《ヘブンズフィール・オンライン》の原型となった《聖杯戦争》というゲームに優勝し、願いを叶える権限を得た。 そして私は《聖杯戦争》を模して、様々な改良を施した《ヘブンズフィール・オンライン》を創りあげた。 ゆえに、《ヘブンズフィール・オンライン》は諸君らの願いを正しく叶える機能を持つ。 ゲーム参加にあたり、諸君のアイテムストレージに私からのプレゼントが用意してある。確認してくれ給え』 あなたは自分のストレージを見る。 そこには《servant card》というアイテムが一つ、点滅している。 『それは諸君に支給される武器だ。使用すれば諸君ら一人一人に合った戦闘アバター――サーヴァントを入手できる。 諸君らの中には腕に覚えのある者もいるだろう。諸君らが本来有するスキル・武装も可能な限り再現している。 それらを駆使して最後の一人になるまで勝ち続けるのが《ヘブンズフィール・オンライン》だ。 そのアイテムを使用した瞬間、ゲーム参加に同意したとみなしてログアウトボタンを削除する。 参加を見送りたいのであれば今すぐログアウトしてくれ給え』 あなたは《servant card》にカーソルを置いた。 このアイテムを使用しますか? YES/NO 『……以上で《ヘブンズフィール・オンライン》正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の――健闘を祈る』 茅場晶彦のアバターは消えた。 あなたの目の前には戦いへの参加/辞退を迫るウィンドウが開いている。 あなたはYESを選んでもいいし、NOを選んでもいい。 【《ヘブンズフィール・オンライン》――サービス開始】 ゲームマスター 【茅場晶彦@ソードアート・オンライン】 当ゲームは聖杯戦争を元にしたVR対戦ゲームです。ただし仮想空間内で死亡すれば現実世界の肉体も死亡します。 当ゲームの舞台はアインクラッドの一階層です。街にはNPCがいますし、山や林などのフィールドもあります。ダンジョンもあるかもしれません。 当ゲームのGMである茅場晶彦は以前に月の聖杯戦争で優勝し、願いを叶えて当ゲームを運営しています。 基本的なルールは月の聖杯戦争に準じますが、細かいところではGMが手を加えています。 (例) →支給されるサーヴァントはサーバーのデータバンクから再生されるので、存命の人物でも未来人でもロボットでもゲームキャラでも自然現象でもお兄様でも構いません。 →マスター・サーヴァントを一人倒すごとにポイントを入手でき、ショップで回復アイテム・礼装などと交換できます。 →マスターは武器や道具の持ち込みが可能。また、ゲーム世界のアバターなどでも参加が可能です。